平成9年3月18日号 |
このページは寿徳寺ご住職の許可を得て掲載しています。 その2 |
内容は、今のところ新選組の土方歳三、近藤勇、彼らの支援者だった佐藤彦五郎、小島鹿之助のプロフィールやエピソードと、多摩各地の関連史跡の固定的な情報を中心に、毎週少しづつ情報追加をしています。量的には、未だ写真点数100点、50000字程度です。将来的には趣味だけでなく、研究用や観光、多摩地区の小中高校の課題授業のテーマにまで使っていただけるような精度の高い、国内最大級の新選組データベースにするのが目標です。目的は、多くの若者がアクセスすることによって、新選組の事跡を正確に伝承したいということだけです。人生の岐路に私自身を奮い立たせてくれた地元の雄士達に、現代ならではの恩返しができたら望外の喜びです。いずれはこのデータベースをCD−ROMにプリントし、多摩地区の小中学校に無料で配れたらいいなと、いささか大袈裟なことも夢見ています。 これらの情報は既に出版されている複数の書籍からの情報と、史跡を自分で取材して見たものをなるべく客観的にまとめています。三鷹の龍源寺、近藤勇生家跡、日野の佐藤彦五郎屋敷跡、高幡不動や土方歳三資料館や町田の小島資料館にもうかがいました。会社の業務出張の前後に、京都の壬生寺や池田屋跡、岡崎の法蔵寺にも行ってみました。小島資料館の小島館長や土方陽子さんにもお会いすることができ、これまで思い込んでいたことが事実と違っていて驚いたことも少なくありません。 取材先で実感したことは、どこでも必ず若い人、特に女性のファンの方が訪れていることでした。そして、いずれも史跡の地元の人々が近藤勇や土方歳三をはじめとする新選組隊士の霊を手厚く弔っていることです。私が勝手に不安になっていたことは、少し的外れであったようです。特に、板橋駅前の近藤勇墓所では、寿徳寺様の「新選組と近藤勇文集」を初めて拝見し、かくも多種多様な方々の思いをまとめられ、かつ今でも日常事として隊士の慰霊に尽くされていることに感激しました。新井先生の情熱と真に温かいお心がヒシと伝わってきました。また、短刀発見という事実も初めて知りました。少なくとも書店で扱っている現行の出版物には、いまだかつてそれに触れているものはみたことがありません。新井先生にお目にかかりたいと思い年末にお便りを送らせていただいたところ、さっそくご丁寧な返信をいただいたばかりか、この「観世音」という、檀家の皆様にとって大事なコミュニケーションの場に、私のメッセージを述べる機会まで頂戴できることとなりました。深く感謝いたしております。 インターネットは現段階ではまだ一般的とは言い難いですが、昨今パソコン授業が小学校に導入されるなど行政主導で環境整備が進んでいます。ファミコン世代には抵抗なく受け入れられており、情報ツールとして活用する人は日ごとに増えています。数年先には、電話やテレビと同じようにどの家庭にも必需品となるはずです。新選組情報に興味のある方は、是非私のホームページにアクセスしていただき、電子メール等でご意見をうかがいたいと思います。是非ご指導いただきますよう、お願いいたします。最後にアクセスのためのアドレス(URL)を記しておきます。 インターネットホームページ「多摩の人と歴史」 |
寿徳寺住所の新井慧誉師にお便りをお送りしたところ、寺報に拙文を掲載していただけるとのお返事を頂戴しました。寺報「観世音」は月に一回発行されており、3月18日号には新選組特集として、拙文のほか、永倉新八の子孫の寄稿、北海道郷土史研究家栗原俊男氏の永倉新八解説文などが掲載されています。お問い合わせは寿徳寺までお願いします。 |
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三浦正人 e-mail
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