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産経新聞平成9年1月17日都内版記事
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【記事全文】

正しい歴史 HPで紹介

文京区在住の新選組ファンが、子供たちに正確な新選組の姿を知ってもらおうと、世界中のパソコン端末から交信できるインターネットに、研究成果のホームページ「多摩の人歴史」を開設している。今月初めには、一千五百人がこのホームページにアクセスしており、他の新選組研究家も「われわれにはできないこと。頑張ってほしい。」と激励している。

インターネットで広がる
新選組の世界 文京区のファンが開設

新選組の研究をまとめたホームページを制作したのは、文京区白山の会社員、三浦正人さん(三七)。昨年九月、まず三ページで登録し、以後毎週内容を増やしていっている。今月、四十ページを超えて、ようやく内容が一通り整った。
ここには、隊の歴史や隊士の略歴とともに、写真も百枚程度掲載されている。なかでも、北海道の研究家が、顔や骨格をもとにコンピューターで合成した土方歳三の声は楽しめそう。
これまでに利用した約一千五百人の中には、パリからホームページを読んだ人もいた。またここには全国から感想や新情報の便りが「e(イー)メール」で届いており、内容充実に一役かっている。
三浦さんが新選組に興味を持ったのは、中学時代に読んだ司馬遼太郎の「燃えよ剣」がきっかけ。当時は八王子市に住んでおり、舞台が身近だったこともあってファンになった。
学生時代、中央大の恩師の一人が偶然、新選組研究家だった。歴史的に正しく理解、評価されていないことを嘆き、「地元の子供たちに教科書に載っていない真実を伝えよう」と意気投合。
そしてホームページ作成の動機となったのは、この恩師が八年前、病気で入院。「書籍を出したかったが難しくなった。ついては君がやってくれないか」と依頼されたこと。
三浦さんは、「出版だと費用と時間がかかるが、インターネットだと簡単に子供たちも見ることができる」と説明する。近藤勇の義兄弟だった小島鹿之助の子孫で、町田市の新選組研究家、小島政孝さんは「面白い発想。三浦さんはよく研究しているので、効果が期待できそうです。」と話していた。
「多摩の人と歴史」のホームページは次の通り。http://ux01.so-net.or.jp/~masatom/

1月初旬、日野市役所広報課の紹介で、産経新聞多摩支局の記者の方から電話取材を受けました。1月17日に掲載されましたが、その事実は10年来の友人である林さんに電話で教えてもらって知りました。

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三浦正人 e-mail : miura@tamahito.com