土方歳三の像､Toshizo Hijikata monument

土方歳三の生家に程近い高幡不動尊(真言宗高幡山金剛寺)は、土方家の菩提寺である。また、多摩地区の信仰の中心として今日でも賑わいを絶やさず、参拝者は一年を通して多い。特にお不動様のご縁日である毎月２８日は多摩地区一円から老若男女が集まってくる。仁王門をくぐると正面に不動堂、左手奥に五重塔がある。その手前の弁天池の畔に「土方歳三の像」が、参拝する多摩の人々を見守るかのような、凛々しくも涼しげな顔で立っている。平成７年１１月３日、東京日野ロータリークラブの３０周年記念事業として建立された。碑文は高幡山金剛寺の住職である第３３世祐勝の撰と書によるものである。また、高幡不動の境内には、近藤勇と土方歳三の顕彰碑である「殉節両雄の碑」があり、本堂裏手の大日堂には、歳三の位牌とともに「歳進院殿誠山義豊大居士」の戒名が記された過去帳が残っている。

高幡山金剛寺

[所在地]日野市高幡733

[最寄駅]京王線高幡不動駅より徒歩3分

新宿より特急京王八王子･高尾山口行き約27分､京王八王子より約5分

駐車場有(参拝者無料)

	高幡不動尊「殉節両雄之碑」
	｢歳三まんじゅう｣